どこでも読書はマンガ・書籍・雑誌を取り扱っている総合の電子書店。
実は2006年から運営されており、12年以上も続いています。
そんな長い運営歴のあるストアなのですが、そこまで知名度が高くないため、
「どんなサイトなのかよく分からない」
「使っても大丈夫なサイトなの?」
「他と比べて何が違うの?」
という疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで、この記事ではどこでも読書を実際に使ってみた私が、メリット・デメリットを両面から正直に書いてみました。
また私は今までに20以上の電子書籍ストアを使った経験がありますので、他ストアとの比較についても詳しく記載しています。
どこでも読書の利用を考えている方は、ぜひ読んでみてください!
はじめに結論。
どこでも読書の特徴とデメリット
- 取り置き・クリップ機能が便利
- マニュアルが丁寧
- アプリの評判が悪い
- 独自のキャンペーンはほぼ無い
- カテゴリ分けが乱雑
- 正直、大きな特徴がない
「著者・ブランド・掲載誌ごとの新刊通知」などの便利な機能や、丁寧なマニュアルがあるので、ユーザーが使いやすいように配慮しているのだな、と思えた部分がいくつかあります。
普通に使う分には、そこまで問題はないストアです。
ただ、普通に使う分には問題ないのですが、オリジナルの割引・キャンペーンに乏しかったり、検索も使いづらかったりと、マイナス部分も大きいのが正直なところです。
アプリにもバグが多く、ネガティブなレビューが多数。
また少し辛口ですが、他のストアと比べるとあまり目立った特徴がないなと感じました。
うーん、、、結論をいってしまうと、そこまでオススメできる電子書店ではないです。
別にどこでも読書に対して恨みがあるわけではないのですが、料金やキャンペーン・品ぞろえ・使いやすさなどを考慮すると、もっと良いストアがたくさんあるのが現状です。
このストアにこだわりがあれば別ですが、そうでなければ単純にもっと優れたストアを使った方が良いかと思います。
以下の記事で、私が20以上のストアを使ってみた中のオススメを書いているので、参考にしてみて下さい。
-
電子コミックサイトを24コ全部試しておすすめ比較!漫画ストアまとめ一覧【保存版】
「電子コミックのサイト、多すぎてどこが良いのかサッパリわからない」 ネットでマンガを読むのが当たり前 ...
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どこでも読書の本音デメリット・悪い口コミ
どこでも読書は、使ってみた中で不満を感じる部分のほうが多かったので、先にデメリットから解説します。
アプリの評判が悪い
専用のアプリがあるのですが、評判がよろしくないです。
とくに多かったのが、「買った本を読めない」「買ったマンガがなくなった」などの「読む以前の段階のバグ」。
感想は以前のバージョンのものも多いので、今は多少改善されているかもしれませんが、ほとんど更新されていないことも気になります。
バージョンアップが最近は数年に1回レベルですし、2019年時点でも「iPhone6、iPhone6Plusに最適化」が最新の対応機種になっています。今はiPhoneXまで出てるんですが、という話ですね。
※ただ、以前の悪評に「ビューアの操作性が悪い」という意見が多かったのですが、私が使ってみた限り、今はだいぶ改善されていると思います。
独自のキャンペーンが少ない
実は電子書店の割引・キャンペーンには2種類あります。
- 「出版社」が行っているキャンペーン
- 電子書店が独自で行っているキャンペ―ン
「1」の出版社が行っているものは、他の電子書店でも開催されていることがほとんど。
そして、どこでも読書が行っているのは、ほぼ全部「1」の出版社側が行っているキャンペーンばかりなのです。
つまり、他の書店でもやってる割引が多いんですね。
なお、本当にお得に使いたい場合は、「2」の電子書店オリジナルのキャンペーンが多いところを使うのがオススメです。
オリジナルキャンペーンが多い書店ではeBookJapanやFANZA(DMM)電子書籍などがありますが、書店によって取扱いジャンルなどにも特徴があるので、比較したい方はこちらの記事も見てみて下さい。
カテゴリ分けが乱雑
「少年コミック」「少女コミック」など、電子書店はカテゴリで分類して検索しやすくしていることが多いです。
ですが、どこでも読書はこのカテゴリ分けが適当すぎます。
とくにひどいのが、
- 「女性コミック」の中に「ハーレクイン」「ティーンズラブ」「ボーイズラブ」が全部混ざっている
- 「アダルト(成人コミック)」のカテゴリがなく、全部「青年コミック」でひとくくりにされている
こと。今まで多くの電子書店を使ってきましたが、ここまで適当なのは珍しいです。
色々なジャンルをごちゃ混ぜにしているせいで、検索が非常にしにくいのは大きな不満点でした。
正直、大きな特徴がない
ぶった切りますが、正直、「コレ!」という特徴に欠けるサイトです。
たとえば、他の電子書店の例をいくつか挙げると、
- eBookJapan→マンガの取り扱い日本最大級
- コミックシーモア→女性向けコミックが豊富
- FANZA電子書籍→アダルトに非常に強い
- BookLive!→クーポンが多い・Tポイント対応
- 楽天Kobo→楽天ポイントがもらえる・洋書が多い
強いて言えば「BL・TL・ラノベ」が目に付きやすい場所にあるので「ウリ」なのかとも思うのですが↓
これらのジャンルは、コミックシーモアやFANZA(DMM)電子書籍が品ぞろえ・割引ともに優れているので、どこでも読書をわざわざ使うメリットは少ないのかなと思ってしまいます。
どこでも読書のココがイマイチ
- アプリの評判が悪い
- 独自のキャンペーンがほぼ無い
- カテゴリ分けが適当すぎる
- 正直、大きな特徴がない
どこでも読書を使って感じたメリット
取り置き・クリップ機能が便利
使いやすい機能として「取置」「クリップ」機能があります。
「取置」はいわゆるお気に入り登録のこと。マイページ内から取置本のリストを確認できます。
「クリップ」は新刊通知機能のことで、これが便利なのは「著者」「シリーズ」「ブランド」「掲載誌」それぞれに関連した新刊を通知してくれることです。
単純なシリーズの最新作だけでなく、「同じシリーズの著者の新作」という括りでも教えてくれる便利機能。
「クリップ」は本の詳細ページにある紫色のボタンを押すと登録できます。ちなみに20コまで登録可能。
マニュアルが丁寧
どこでも読書はマニュアルにかなり力が入っているので、普段は電子書籍を使わない人でも使いやすいかと思います↓
サイトの使い方はもちろんですが、アプリ版も使い方マニュアルが充実しています。
どこでも読書のココがオススメ
- 取り置き・クリップ機能が便利
- マニュアルが丁寧
どこでも読書の詳細
基本情報
どこでも読書 | |
運営会社 | 株式会社モバイルブック・ジェーピー |
サイト開設 | 2006年10月 |
取り扱い数 (2019/4/21時点) |
トータル:329,003 本:220,956 コミック:103,198 写真集:4,849 |
支払い方法
- クレジットカード(VISA / MASTER / JCB / DINERS / AMEX)
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
- ドコモ払い
- WebMoney
- BitCash
- Yahoo!ウォレット
対応端末
- パソコン(Windows)
- スマートフォン(iPhone / Android)
- タブレット(iPad / iPod touch / Android)
解約について
解約時の注意点
どこでも読書は1冊ごとに購入するタイプのストアなので、本を買わない限り料金がかかることはありません。
もし使わなくなったらそのまま放置してOKです。
「個人情報を消したい」など、理由がある場合のみ解約(アカウント削除)を行ってください。
※アカウント削除を行うと購入履歴が消え、今まで買った本が読めなくなるので注意
アカウント削除方法
こちらの「お問い合わせフォーム」に以下の内容を選択・入力して送信します。
お問い合わせフォーム入力内容
- 質問内容:「退会希望」を選択
- 詳細:空欄でOK
- ID:自分のID(ログイン時は自動入力済み)
- 名前:登録した自分の名前
- e-mail:メールアドレス
- お問い合わせにおける個人情報の取扱いに同意する:チェックを入れる
管理人のどこでも読書の評価
料金・キャンペーン(2.5点)
デメリットでも書きましたが、開催されているキャンペーンのほとんどが他の電子書店と同じため、そこまでのお得感はありません。
もちろん、キャンペーンをやってるだけ良いとは思いますが…
品ぞろえ(3点)
詳細にカテゴリ分けされていないため、ジャンルごとの多い少ないは不明。
トータル数は他と比較すると、まあまあの品ぞろえです。多くも少なくもないといった感じ。
使い勝手(3点)
「クリップ」などの使いやすい機能や、マニュアルが親切に作られているので使いやすい方ではあると思います。
ただアプリの評価が悪いのは明らかにマイナスポイント。ほとんどバージョンアップされていないのも気になります。
独自性(2.5点)
他の書店と比べて「明確にココがスゴイ!」と言える部分がほぼありません。
ハッキリ言ってしまうと「特徴のない」ストアだと思います。
総合評価(3点)
悪いストアではないと思います。
ですが、現在は多くの電子書籍ストアが乱立している真っ只中。
大手のストアは、
- 連日行われている大幅な割引キャンペーン
- マイナーな本まで取り扱っている豊富な品ぞろえ
- バージョンアップで追加されていく便利な機能
など、他のストアに負けないような取り組みを当たり前に行っています。
そういった大手ストアを差し置いてまで、どこでも読書をオススメできるかというと、正直言って疑問です。
もう少し、独自の強みがあれば心からオススメできるかなと思います。