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コミなびの評価|使って分かったメリット・デメリット【本音レビュー】

コミなびは2006年に「めちゃコミ」という名前でスタートした電子コミック専門のストアです。スマートフォン向けの広告で表示されることが多いので、広告で名前を知った方も多いかもしれません。

この記事では多くの電子書籍ストアを試した管理人が、コミなびを使ってみたレビューを「他ストアとの比較も交えて」書いています

またメリット・デメリットの両方を書いていますので、「コミなびを使おうかどうか迷ってる…」という方は参考にされてみて下さい。

公式サイト:コミなび

コミなびを使って感じたメリット

月額の低額コースのボーナスポイントがなかなか多い

コミなびは最初に月額コースに加入して、もらったポイントで本を買うシステムをとっています。

この「月額コース制」サイトは今も多く、たいていはボーナスポイントがもらえるのが特徴。そしてコミなびは安めのコースのボーナスポイントが他サイトと比べて多めです。

以下は月額コース制の電子書籍サイトのボーナスを比較した表です。(知名度・人気の高いサイトのみ。すべてクレジット決済の場合)

赤字は諸月の最大ポイント、青字は2ヶ月目以降の最大ポイントです。

コース
料金
コミなびブッコミ
初月
ブッコミ
継続
まんが
王国 初月
まんが
王国 継続
コミック
シーモア
ソク読み
(初月)
ソク読み
(2ヶ月目)
ソク読み
(3ヶ月目以降)
楽天
マンガ
めちゃ
コミック
アクセス
ブックス
ひかりTV
ブック
コミック
フェスタ
まんが
こっち
330円60903200030000
550円10015054501005010203050505010050
1100円25030018415024015050100150200200150200200300
1650円350300
2200円500600486500500450450450300400600600
3300円750900746780780690300450600700500600
4400円1000
5500円12501600129614001500120075011001250115012008001200
11000円200033002700300030002500200027003000250025001800
22000円300070005400600050005000
33000円40007500
備考初回のみ初回のみ

コミなびは、550円・1,100円・1,650円・2,200円で、2ヶ月目以降のボーナスが最大になっています。(4,400円のコースはそもそもコミなびしかないので除外)

ダブル登録・継続ボーナスを組み合わせるとさらに得

先ほどのボーナスポイントですが、

  • 2つ以上のコースに登録すると+100pt
  • 2ヶ月以上継続すると+50pt

がさらにもらえます。(先ほどの表の数字とは別に、さらに付与されます)

このため、2つ以上のコースに登録して継続するのが得です。

オススメは

  • 550円コース+1,100円コース=1,650円でボーナス合わせ2,000pt(月3~5冊ほど読む方向け)
  • 1,650円コース+2,200円コース=3,850円でボーナス合わせ4,500pt(月10冊以上読む方向け)

などがコスパが良いと思います。

来店ボーナスが毎日もらえる

ボタンを押すだけで毎日1~30ptが無料でもらえる「来店ボーナス」があります。

微々たるポイントかもしれませんが、ただボタンを押すだけでデメリットもないので、節約したい方にはオススメ。

また同じ月内で14日間ボタンを押すとさらにポイント付与されます。

ダウンロードしながらでも読める

コミなびのアプリ「MD Viewer」にはダウンロードしながら読める機能がついています。

とくにマンガは容量が多く、ネット回線によっては最後までダウンロード完了するまで時間がかかるときもあると思います。

ですがコミなびのアプリはダウンロード中にも読めるため、ダウンロードを待つストレスがかからないよう配慮されています。

アプリは縦読み・横読みの両方に対応

近年、スマートフォンで読む方が増えたため、一般的なブログと同じく「縦にスワイプさせて読みたい」という要望も増えました。

コミなびのアプリビューアには、この「縦読み」機能が搭載されています。縦読みは有名なストアでも非対応なことが多く、たとえばAmazonKindleなども縦読みには対応していません。

アプリはしおりがサムネイル付きで表示される

アプリでは「しおりを挟んだ一覧がサムネイル表示される」という少し珍しい機能があります。

たいていはページ数しか表示されないのでどこにしおりを挟んだか思い出せなくなるときもありますが、サムネイル表示だとパッと読み返したいページが見つかるので便利です。

1巻ごとの購入ならいつでも再ダウンロードOK・閲覧期限なし

コミなびには「1巻ずつ購入」「1話ずつ購入」の2パターンの買い方があります。このうち、「1巻ずつ購入」ならいつでもダウンロードOKで、閲覧期限もありません。

一度買うと「MY本棚」に保存され、たとえばスマートフォンに一度ダウンロードしたデータを消しても、またダウンロードし直すことができます。

東証1部上場企業が運営している安心感

コミなびは株式会社メディアドゥが運営するサイトです。

メディアドゥは電子書籍取次事業の最大手で、東証1部にも上場しています。(正確には持株会社の株式会社メディアドゥホールディングスが上場)

電子書店は突然閉鎖することも多いため、無名の企業が運営するサイトに比べると安心感がありますね。

過去の決済履歴やポイント履歴が一覧で見れる

以前に「どの月額コースに入ったか」「今、継続中か解約済みか」などを一覧で見れるのが地味に便利です。「MY本棚」ページから確認できます。

また、決済履歴の他にポイントの付与履歴やボーナスポイントの履歴も見れます。

コミなびを使って分かった本音デメリット

従量コース(都度ポイント追加)の場合はボーナスが少ない

コミなびは「月額コース」と「従量コース」のどちらかの方法でポイントを買えます。

この「従量コース」は毎月の自動継続がないコースで、解約し忘れがないのですが、代わりにボーナスポイントが少ないというデメリットがあります。

以下は月額コースと従量コースのボーナスポイント比較表です。従量コースはおよそ半分~3分の1程度にボーナスポイントが減少してしまいます。

料金月額コースのボーナスpt
(クレジット決済の場合)
従量コースのボーナスpt
550円100pt50pt
1,100円250pt100pt
1,650円350pt150pt
2,200円500pt200pt
5,500円1,250pt350pt
11,000円2,000pt500pt
22,000円3,000pt1,000pt
33,000円4,000pt2,000pt

完全なコミック特化サイトなので、コミック以外はほぼ取り扱いなし

コミなび」という名前の通りコミックに特化したサイトのため、そもそも取り扱いがないジャンルも多いです。

以下は取り扱いなしジャンルの一覧です。

コミなびで取り扱いがないジャンル

  • 文芸小説
  • ライトノベル
  • 実用書などの書籍
  • マンガ誌以外の雑誌
  • TL小説
  • BL小説
  • アダルト小説

雑誌や書籍、小説は仕方がないとしても、TL/BL小説がない点には注意が必要です。ある意味「コミック」に徹底しているとも言えますが…

大手ストアに比べると取り扱い作品数は少ない

他の大手電子書籍ストアに比べると、どのジャンルも取り扱いタイトルは少なめです。

以下はジャンルごとの取り扱いタイトル数を、コミックシーモアというストアと比較した表です。

ジャンル

コミなび

(参考)コミックシーモア

  少年コミック

5,154作品

6,376作品
(コミなびとの差+1,222)

  少女コミック

10,358作品

11,472作品
(+1,114)

  青年コミック

12,720作品

16,382作品
(+3,662)

  女性向けコミック

14,463作品

18,084作品
(+3,621)

  BLコミック

11,009作品

14,864作品
(+3,855)

  TLコミック

8,476作品

9,647作品
(+1,171)

  アダルトコミック

8,468作品

15,052作品
(+6,584)

すべてのジャンルで、コミックシーモアの方が取り扱い数は上回っています。補足すると、コミックシーモア以上に取り扱い数が多いストアもたくさんあります。

取り扱い数が多いから一概に良いわけではありませんが、コミなびでマイナーなタイトルを検索しても見当たらなかったときは、他ストアを探してみるのも手だと思います。

レビュー機能がない

Amazonの☆レビューに代表されるような「読者の感想を書き込める」機能がありません。

読んだことのない作品だと、他の読者の意見も参考になる場合が多いので、レビューがないのは残念なところです。

アプリのビューア・本棚の機能はあまり多くない

アプリの使い勝手は悪くないのですが、「多機能かどうか?」と言われると「うーん」と首をかしげてしまうところです。

参考にeBookJapanというストアのビューアと比較してみると以下のようになります。

アプリ機能

コミなび

eBookJapan

目次

しおり

縦読み

×

ダウンロード
中の読書

自動ページ送り

×

明るさ調節

×

回転防止ロック

×

ページめくりアニメ

×

タップ範囲切り替え

×

鍵付き本棚

明るさ調節や自動ページめくりは、今や多くのストアで実装されている機能なのでぜひ搭載して欲しいところです。

(逆に、メリットでも紹介した「縦読み」「ダウンロード中の読書」の機能は優れた部分だと思います)

パソコン版はアプリ非対応

アプリに対応しているのはiOSとAndroidのみで、WindowsやMacのパソコンには非対応です。

パソコン版でコミなびを使う場合、ブラウザビューアが使えるのみで、本の保存などもできませんので注意しましょう。

1話ごとに購入すると閲覧期限が付いてしまう

メリットで挙げた「1巻ずつ買うとダウンロード期限なし・閲覧期限なし」ですが、逆に「1話ずつ買うと閲覧に期限が付いてしまう」デメリットがあります。

この「巻」と「話」の仕様の違いは勘違いしやすいので、注意しましょう。

賛否両論点

推奨ブラウザLunascapeは一長一短

コミなびでは「Lunascape」というブラウザアプリ(「Safari」や「Google Chrome」などのインターネットを見れるアプリ)の利用が推奨されています。

このLunascapeというブラウザアプリの特徴を挙げると、

  • タブが常時、下に表示されワンタップでサイトを切り替えられる
  • サイトの読み込み速度がおそらくSafariより速い(管理人のネット環境の場合、明らかに速くなりました)
  • ページをキャプチャできる

というメリットがあります。

またコミなびオリジナルのメリットとして、1巻ずつ買ったマンガがLunascapeだと「ブラウザのままアプリと同じビューア」で読めるようになります。(機能はアプリの「MD Viewer」と一緒です。次の項目で書くようにブラウザビューアを使いたくないけど、アプリにいちいちダウンロードするのも嫌だ、という場合にはオススメ)

ただしアプリの評価に「動作が不安定」というレビューが多いことや、まだユーザーが少ないこと、SafariやChromeにある便利機能(シークレットモード)などが使えないことから、一長一短の性能かなと思います。

ブラウザビューアの機能が少なすぎる

コミなびはビューアが2つあります。

  • ブラウザから読む場合は「BSReader for Browser」
  • アプリで読む場合は「MD Viewer」

「BSReader for Browser」はコミなび以外の多くのサイトでも用いられているビューアで、ひとことで言うと「とりあえずマンガ読めるだけ」のビューアです。

機能は目次ジャンプ・しおり(2つだけ)・ズームくらいしかありません。コミなびの特徴である「縦読み」もできません。

ただブラウザで読む場合は「別に機能なくていいから読めればOK」という方も多いのでデメリットには入れませんでしたが、快適に読書したいならやはりアプリ版をオススメします。

コミなびの個人的なレビューまとめ

一部、辛口になってしまった部分もありましたが、以上が管理人がコミなびを使ったレビューでした。

コミなびをオススメできる方としては、

  • とにかくマンガしか読まない
  • マイナー作品はそこまで読まない。メジャーな作品多め
  • 少しでもポイント面で得したい
  • アプリ・ビューア機能はそこまで多機能じゃなくても良い
  • 縦読みの方が読みやすい

などが当てはまる方には良いのではと思います。参考になれば幸いです!

使ってみて分かった、本当に優良なサイト

eBookJapan:マンガを読む方にもっともおすすめ

会員数160万人以上、ヤフーの子会社が運営するサイトです。

とにかくマンガの充実度とキャンペーンが凄まじく、マンガ中心の方なら一番おすすめ。

2016年のインプレス総合研究所で行われた満足度調査では、全サイト中で1位にもなりました。

AmazonKindleストア:小説や実用書ならココ!

日本でのシェア1位のKindle。

ビジネス書や専門書、小説など「活字」の書籍ならKindleがベストでしょう。

アプリも全文検索やハイライトなど機能が非常に優れています。

コミックシーモア:女性向け・BLが充実のマンガサイト

NTT西日本の子会社が15年以上に渡って運営する老舗サイト。

女性の利用者が6~7割を占めており、少女・女性向けコミックやBL・TLコミックが非常に充実しているのが最大の特徴です。ハーレクインやレディコミも豊富。

また「雨の日クーポン」などの割引やボーナスポイントもたっぷりあるので、なるべく安く読みたい方にも向いています。