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Kindle Unlimitedを2年以上使ったガチ評価|他と比較したデメリット・メリット

Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」。

サービスが開始されたのは2016年の8月3日で、当時かなり話題になっていたのでミーハーな私も数日後に使いはじめました。

その後、一度は解約したのですが2018年からまた再開し、今も継続して使っています。

Kindle Unlimited、結論からいうと非常に良いサービスなのですが、

「使ったことないしよく分からない」
「他にも読み放題ってたくさんあるけど、どうなの?」

と思っている方も多いと思います。

そこで、この記事では私がKindle Unlimitedを使って感じたメリット・デメリットを両方の面からまとめてみました。

また私の場合は他の読み放題サービスも併用して使っているため、他との比較についても記載しています!

※この記事の「冊数」「読み放題対象のタイトル」などは2019年1月時点のデータになります

はじめに。Kindle Unlimitedってどんなサービス?

「Kindle Unlimitedって聞いたことあるけど、実はよく分かってない」という方向けに、概要をささっと説明しますね。

Kindle Unlimitedは月額980円でマンガ・雑誌・書籍(ビジネス書や小説など活字の本)が読み放題になるAmazonのサービスです。

読めるのはAmazonにある本すべてではなく「読み放題対象」に指定されている本だけですが、その数は約12万冊。

この12万冊の中であればどれだけ読んでも追加料金がかかりません。

1~2冊の本を読めば元が取れてしまう異常なほどコスパの良いサービスのため、サービス開始の翌月はKindleアプリのダウンロード数が前年比1.8倍にまで増えました。

現在、国内で人気の高い読み放題サービスのひとつです。

Kindle Unlimitedを使って分かったメリット

ここからは私がKindle Unlimitedを1年使ってみて感じた良い点を挙げていきます。

読み放題サービスで最大級の品ぞろえ

まず書かなければいけないのは、なんと言っても読み放題になっている本の多さ。

↓のように比較してみると一目瞭然ですが、Kindle Unlimitedがぶっちぎりで多いです。

サービス名取扱ジャンル冊数
Kindle Unlimitedマンガ・雑誌・書籍約120,000冊
auブックパスマンガ・雑誌・書籍約40,000冊
ブック放題マンガ・雑誌約20,000冊
楽天マガジン雑誌約250誌
dマガジン雑誌約250誌

(一応、Kindle Unlimited公式で記載されている冊数が12万冊なのでそう書いたのですが、2019年1月時点では、アプリで検索すると29万冊くらいあるんですよね…どのみち、現在日本で最大級の品ぞろえであることは間違いないです。)

端末は6台まで共有できる(マーカー・メモなども共有可)

Kindle Unlimitedは「1つのアカウントで6台まで」同じ本を読めます。

家族でアカウントを共有するのもOKですし、私は端末をいくつか持っているので自然と複数台の共有になっています↓


※本棚のジャンルが偏っていますがスルーしてください

私の場合は上の写真にあるPC・Fireタブレット・Kindle端末の他に、スマートフォンとノートPCを合わせて5台分で使っています。

本の情報は全ての端末で同期され、「最後に読んだページ」「マーカー・メモ」も他の端末に反映されるのが非常に便利。

とくに「最後に読んだページ」に移動できるのは使い勝手がよく、「外出先ではスマホで読んでいて、家はPCの方で読む」ときなどもわざわざ「どこまで読んだっけな…」と探さなくて済みます。

スマホ・PC・タブレット・Kindle端末を持っている方は登録端末数が意外と増えがちなので、6台は余裕があってちょうどいいと思います。

「ダウンロードしながら読書」機能が快適

本を読む場合は端末にダウンロードする必要があるのですが、「ダウンロードしながら読む」機能があるため待ち時間がほぼありません。

この機能、他のサービスのアプリでは実装されていない場合も多く、ダウンロード中は待つことになってちょっとストレスだったときもあるんですよね。

待ち時間は数秒~1分とは言え、毎回待たされるのはイヤなもの。

昔はKindleアプリにこの機能がなかったのですが、搭載されてからはかなり快適に新しい本を読めるようになりました。良機能です。

初回は30日無料(たまに期間限定でもっとお得なキャンペーンもあり)

はじめてKindle Unlimitedを使う場合、最初の30日間は無料で試せます。

無料期間中に解約することも可能で、その場合は一切料金がかかりません。

Amazonを使っていて、まだ試したことがない方はとりあえず試してみるのも良いと思います。

また、時期によっては30日間無料よりもお得なキャンペーンも開催しています。

私自身は残念ながら入会済みだったので使えなかったのですが、「2ヶ月99円で使える」キャンペーンなどもあったようです↓

ハリーポッターが全巻読める

おそらくKindle Unlimitedの中で一番有名なタイトルであろう「ハリーポッター」シリーズが全巻読み放題です。

ちなみに全巻を紙の本で買うと2万円以上、Kindle版でも6,000円以上かかるため、980円で全部読めてしまうのはまさに破格だと思います。

ハリーポッターの読み放題は確認した限り2018年の1月から現在(2019年1月)まで継続していますが、今後もずっと読み放題対象かどうかは分からないので、気になる方はお早めに。

閲覧履歴からおすすめ本を表示してくれる

Amazonお得意の「この本を読んだ方はこんな本も読んでいます」機能ですが、Kindle Unlimitedアプリでもこれが実装されています。

下の画像は私がたまたま将棋の本を読んだときに関連本を表示してくれた画面です↓

読み放題ならいくらでも気軽に読める上、とにかく冊数が多いのでおすすめ本を表示してくれるのは単純に嬉しいです。

同じ「マンガ・雑誌・書籍」の読み放題だとauブックパスも有名ですが、auブックパスの方はおすすめの関連本を表示してくれる機能がないので、関連本の機能はAmazonの方が上だと思います。

実はアダルト・BL作品も多い

あまり知られていませんが、読み放題サービスの中ではアダルトジャンルの本が多いです。

写真集などのアダルト本は35,000冊以上、アダルトコミックも冊数は表示されないのですが数百冊以上はあります。

それと私自身は読みませんがBL本も5,000冊以上あり、BL目当てで加入している方もいるようでした↓

意外とオトナ向けタイトル目当てで加入するのもアリかもしれません。

アプリから直接ダウンロードできる

アプリ上でKindleストアの本を検索可能で、ダウンロードまでできるため、わざわざブラウザからAmazonのページを開かなくてもOKで便利です。(PC版アプリをのぞく)

現在、ほとんどの電子書籍のアプリは「本棚」としての機能がメインで、購入だけはブラウザのストアを開かなくては行けない場合が多いのですが、Kindleはアプリひとつで完結させられるため手間が省けて良いです。

裏技を使えば解約後もダウンロードした本を読める

本来、Kindle Unlimitedは解約して契約期間が切れるとダウンロードした本は読めなくなってしまいます。

ですが、ちょっとした裏技を使うことで、契約期間のあとでも引き続きダウンロードした本を読めるようになるのです。

やり方は簡単で、本をダウンロードしたあとにネットと切断しておく(オフラインにする)だけ。

Kindle Unlimitedの契約期間が終わったかどうかはネットと接続することで確認されているので、ネットを切っておけばその確認が行われない、という訳です。

詳しい方法は以下の記事で解説しています。

Kindle Unlimitedの解約方法&解約後も読めるウラワザを紹介!【図解】

Kindle Unlimitedの解約方法は以下の4ステップです。 Kindle Unlimited ...

続きを見る

…ただ現実的に考えて、スマートフォンやタブレット、パソコンをずっとオフラインにしておくのは無理だと思います。

なのでこの裏技はKindle端末で使うのがおすすめ。

Kindle端末であれば新しい本を買ったときくらいしかネットにつないで同期する必要がないので、現実的にも使えるのではないかと思います。

Kindle Unlimitedのココがおすすめ

  • 読み放題サービスの中で最大級の品ぞろえ
  • 1つのアカウントで6台まで本を共有できる
  • ダウンロードしながら読めるのでストレスフリー
  • 初回は30日間お試し可(時期限定で2ヶ月99円キャンペーンなども)
  • ハリーポッターが全巻読み放題
  • 閲覧履歴からおすすめ表示をしてくれる
  • アダルト・BL作品も多い
  • アプリから直接、本をダウンロードできる
  • 解約後も引き続き読める裏技がある

Kindle Unlimitedの本音デメリット

ここまではKindle Unlimitedの良い点を挙げてきましたが、ここからは私が使ってイマイチだと感じた部分も書いていきます。

マンガの品ぞろえは期待できない

マンガの読み放題は確かに魅力的なのですが、読み放題対象になっているマンガは古い作品・マイナーな作品ばっかりです。(『賭博黙示録カイジ』や手塚治虫の『火の鳥』など有名タイトルもありますが、本当にごく一部)

これはKindle Unlimitedに限らないのですが、現在、どの読み放題サイトでもマンガは古い作品やあまり知名度の高くない作品ばかりが対象になっています。

新作や人気作品を読み放題にしてしまうと、紙の本や単品の電子コミックが売れなくなってしまうため仕方がないといえば仕方ないですが。

書籍は比較的新しい本も対象になっていますし、雑誌も最新号が読めるのですが、マンガだけは古いものが多いので、マンガの新鮮さに関してはあまり期待しないほうが良いと思います。

同時に端末にダウンロードできるのは10冊まで

Kindle Unlimitedでは「同時にダウンロードできる本は10冊まで」という制限があります。

10冊を超えてダウンロードしようとした場合、どれか1冊を手動で削除しなければなりません↓

正直、ある程度のペースで本を読んでいると10冊なんてすぐに超えてしまうので、ひとつダウンロードするたびに消すのは面倒です。

一応、Amazonの「アカウント&リスト」→「お客様の Kindle Unlimited」でまとめて表示されているのでそこから消すと早いですが、それでも1冊ずつぽちぽちクリックして消さなければいけません。

他の読み放題と比べるとやや料金が高め

品ぞろえが多いため仕方ないとは思いますが、読み放題サービスの中では料金が若干高いです↓

サービス名月額料金(税込)備考
Kindle Unlimited980円マンガ・雑誌・書籍が約12万冊
auブックパス(総合コース)618円マンガ・雑誌・書籍が約40,000冊
ブック放題550円マンガ・雑誌が約20,000冊
dマガジン440円雑誌約250誌読み放題
auブックパス(マガジンコース)418円雑誌約300誌読み放題
楽天マガジン418円雑誌約250誌読み放題

小説やビジネス書などをある程度読む方であれば自信をもってKindle Unlimitedをおすすめできるのですが、「雑誌しか読まない」という方であればauブックパス楽天マガジンなどの「雑誌専門」の低額な読み放題サービスを検討されるのも良いかもしれません。

支払い方法はクレジットカードのみ

支払い方法がクレジットカード一択なので、カードを持っていない方はそもそも使うことができません。

dマガジンauブックパスはケータイ払いなども使えるためクレジットカードを持たない方でも使えますが、Kindle Unlimitedは昔からずっとクレカのみです。今後もしばらくは変わらないと思います。

ちなみに定期購入サービスになるため、Vプリカなどのプリペイドカード型も使えません。(※補足:デビットカードは利用できます)

ラインナップがいつの間にか入れ替わることがある

読み放題対象のラインナップは予告なしで入れ替わっています。

「読もうと思っていたらいつの間にか読み放題じゃなくなっていた…」という経験がある方も多いと思います。(私もその一人ですが…)

せめて事前に「○月△日まで」と予告してくれたら良いのですが、今のところいつ終わるか分かる機能はないため、なるべく早く読んでしまう以外に対策がありません。

Kindle Unlimitedのココがイマイチ

  • マンガは古い作品・マイナー作品がほとんど
  • 同時にダウンロードできるのは10冊まで
  • 料金が他と比べてやや高い
  • 支払い方法がクレジットカード一択
  • 予告なしでラインナップが入れ替わる

使い方と注意点

Kindle Unlimitedの使い方は非常に簡単。こちらの入会ページ(Amazonのサイトが開きます)から登録後、Kindle Unlimited対象の好きな本を選びます。

読み放題対象の本には以下のようにマークが付いています↓

読みたい本が見つかったら、本の詳細ページで「読み放題で読む」ボタンを押すと、Kindleのアプリや端末で読めるようになります。

ひとつだけ注意したいのが、「1-Clickで今すぐ買う」の方は押さないこと。

こっちを押すと通常の購入となり料金が発生してしまいます。

(一応、間違えて買っても、「誤って購入してしまいましたか?注文をキャンセル」と書かれた部分からキャンセルできるので安心して下さい)

Kindle Unlimitedのサイト情報

基本情報

Kindle Unlimited
運営会社アマゾンジャパン合同会社
サービス開始年月2016年8月3日
月額料金980円
読み放題数和書:12万冊以上
洋書:120万冊以上
無料期間30日間

支払い方法

  • クレジットカード(デビットカードも可)

対応端末・台数制限

  • パソコン(Win/Mac)
  • iOS(iphone/iPad/iPod touch)
  • Android(スマートフォン/タブレット)
  • Fireタブレット
  • 専用端末(Kindle)

※登録できる台数は無制限ですが、「1冊のダウンロード」は6台までです。

解約について

解約は「アカウント&リスト」→「お客様のKindle Unlimited」→「Kindle Unlimited会員登録をキャンセル」から行うことができます。

解約しても、もともとの契約期間中は引き続き本が読めます。(解約した途端に読めなくなるわけではないです)

解約方法はこちらの記事で画像入りで解説しています。

Kindle Unlimitedを5点満点で評価

料金・キャンペーン(4.5点)

他の読み放題と比べると取り扱い数が多いのもあって若干高めですが、それでも980円でオールジャンル読み放題は非常にコスパが良いです。

たまに開催しているキャンペーンを利用すれば、初回はさらに低額で使うことも可能。

品ぞろえ(5点)

品ぞろえは文句なし。

日本の読み放題サービスで間違いなく最大級です。

使い勝手(4.5点)

10冊制限だけは気になりますが、アプリもサイトも使いやすいです。

更新も多く便利な機能が現在進行系で追加されているのもプラスポイント。

独自性(5点)

読み放題サービスの中ではKindle Unlimitedでしか扱っていない本も多いです。

また意外にもアダルトやBL作品が充実していて、他の読み放題では読めない本も多数あります。

総合評価(5点)

読み放題サービスの中では一番のオススメ。

今まで電子書籍の読み放題を使ったことがないのであれば、まずはKindle Unlimitedからスタートしてみて欲しいです。

無料期間も30日間とたっぷり試せるので、迷っているならとりあえず使ってみるのを強く勧めます。

他の読み放題との比較

Prime Reading

Prime Reading(プライムリーディング)は、年間4,900円のAmazonプライム会員が使える読み放題サービスです。

…といっても、Kindle Unlimitedとは読み放題数がケタ違いですし、あくまで「プライム会員になったときのおまけ」程度に考えるのが良いと思います。

Kindle UnlimitedPrime Reading
料金980円/月4,900円/年
読み放題ジャンルマンガ・雑誌・書籍マンガ・雑誌・書籍
冊数和書12万冊以上、洋書120万冊以上約800冊

ちなみにPrime Readingの対象になっている作品はすべてKindle Unlimitedでも読めます。

雑誌読み放題サービスの比較一覧表

雑誌読み放題の一覧表を作ったので、他と比べたい方は参考にしてみて下さい。

(スマホの方は横持ちにしてもらうと見やすいです!)

サイト名運営会社特徴デメリット月額料金雑誌数お試し
楽天マガジン楽天最安料金。年払いで楽天ポイントが1,000ポイント。はじめての方にオススメ年払いの場合、途中解約しても返金されない418円(※)450誌以上31日間
dマガジンNTTドコモ雑誌読み放題でシェアNo.1。アプリが多機能。使い方ガイドが親切スポーツ・車・バイク雑誌がやや少なめ440円450誌以上31日間
TマガジンTマガジン取り扱い数が多く低価格。コミック誌・アダルト本も読める。Tポイントが貯まるアプリの不具合が多い440円550誌以上1ヶ月
kindle Unlimitedアマゾンジャパンマンガ・書籍も120,000冊以上読み放題やや料金が高め。同時に保存しておけるのは10冊まで980円不明30日間
auブックパスKDDI総合コースはマンガ・書籍も40,000冊以上読み放題アプリの使い勝手が良くない606円/410円(※)361誌30日間
ブック放題ビューン(ソフトバンク関連会社)マンガ20,000冊以上、るるぶ100冊以上読み放題車・バイク雑誌がやや少ない。アプリの機能が少ない550円232誌1ヶ月
タブホオプティム車・バイク・レシピ・旅行雑誌が豊富。るるぶ・ぴあなど単発雑誌が多い多くの雑誌で配信が1号遅れ。お試し期間が短い。解約・登録がやや複雑550円(※)201誌14日間
マガジンウォーカーブックウォーカーゲーム・アニメ・マンガ誌が充実。BL・TL誌も取り扱い有ゲーム・アニメ・マンガ誌以外は全体的に少なめ550円90誌月末まで
U-NEXTU-NEXT 映画・ドラマ・アニメ等80,000本以上見放題取り扱い数は最少。バックナンバー購読不可。料金高め2,189円77誌31日間
FODフジテレビフジ系の動画3,000本以上が見放題取り扱い数が少ない。バックナンバー購読不可976円102誌2週間

※雑誌数は2019年7月23日時点のデータです。
※月額料金はすべて税込表記。楽天マガジンは年払いの場合3,960円、タブホのアプリ版は500円。auブックパスは総合コース/マガジンコースの料金です。

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