この本で学んだら、きっと社会心理学を専攻したくなるだろうと思える面白い本でした。
後知恵バイアス、基本的帰属のエラー、傍観者効果、初頭性効果、
ハロー効果、自己成就的予言、ステレオタイプ脅威、自己奉仕的バイアス・・・等々、
およそ他人との関わりに際しての人の心理を、
たくさんの実験結果により一般向けに解説している原書11版の翻訳です。
読者の記憶に新しい最近の事件例や、どの国でもありそうな日常の具体例が満載で、飽きません。
他者と関わるからには、本書で述べられている効果や法則を、わきまえておくべきだという意味で、
本書のカバーの紹介文にあるとおり「人間社会に生きているすべての人にとって必読の一冊」かもしれません。
原書より大幅に低価格ですが、索引や引用文献も省略することなく、
Glossaryまで忠実に翻訳された良心的な翻訳書でした。
欲をいえば、Glossaryには英語表記もあると、なお良かったです。
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ザ・ソ-シャル・アニマル: 人と世界を読み解く社会心理学への招待 単行本 – 2014/4/25
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- 本の長さ500ページ
- 言語日本語
- 出版社サイエンス社
- 発売日2014/4/25
- ISBN-104781913369
- ISBN-13978-4781913360
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対象商品: ザ・ソ-シャル・アニマル: 人と世界を読み解く社会心理学への招待
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登録情報
- 出版社 : サイエンス社 (2014/4/25)
- 発売日 : 2014/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 500ページ
- ISBN-10 : 4781913369
- ISBN-13 : 978-4781913360
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,384位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月5日に日本でレビュー済み
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2015年7月19日に日本でレビュー済み
「人間は本来社会的動物である」
アリストテレスの有名な言葉を皮切りに、この本は始まります。この本を読み進めると、社会に参加していない人間はいない、必ず社会の中で相互作用しつつ、人間は生きているのだと知ることができ、この序文を私なりに理解しました。
第1章を導入として、それ以降の章は主に個別の社会的影響をテーマとしています。第2章から順に、同調、説得、社会的認知、自己正当化、攻撃、偏見、愛とテーマが変わり、最後には社会心理学における実験をテーマにした第9章があります。これらのテーマの中で、キーとなるのは第4章の社会的認知と、第5章の自己正当化であるように感じました。アロンソンは第4章「社会的認知」において、人間の認知がいかに社会から影響を受けているかを事細かく述べています。普通、私たちは社会をありのままに受け入れていると考えがちです。しかし、この章を読むとそれが間違いであることを知ります。さらに第5章「自己正当化」では、私たちは合理的人間などではなく、「合理的でありたい」と考え行動や思考の合理化を行う人間であることが理解できます。これら2つの章に限らず、本書全体を通して人間の心理を解いているため、読んでいる途中で、自分の行動や言動、考え方を省みることが多々ありました。
理論自体は明快かつ分かりやすいですが、文章の段組みが2段でありなかなか読むには根気がいります。読み進める途中で根を上げてしまいそうになりますが、それを乗り越えた先に、今までとは違った風に社会と人間を見ることができます。
おすすめの一冊です。
アリストテレスの有名な言葉を皮切りに、この本は始まります。この本を読み進めると、社会に参加していない人間はいない、必ず社会の中で相互作用しつつ、人間は生きているのだと知ることができ、この序文を私なりに理解しました。
第1章を導入として、それ以降の章は主に個別の社会的影響をテーマとしています。第2章から順に、同調、説得、社会的認知、自己正当化、攻撃、偏見、愛とテーマが変わり、最後には社会心理学における実験をテーマにした第9章があります。これらのテーマの中で、キーとなるのは第4章の社会的認知と、第5章の自己正当化であるように感じました。アロンソンは第4章「社会的認知」において、人間の認知がいかに社会から影響を受けているかを事細かく述べています。普通、私たちは社会をありのままに受け入れていると考えがちです。しかし、この章を読むとそれが間違いであることを知ります。さらに第5章「自己正当化」では、私たちは合理的人間などではなく、「合理的でありたい」と考え行動や思考の合理化を行う人間であることが理解できます。これら2つの章に限らず、本書全体を通して人間の心理を解いているため、読んでいる途中で、自分の行動や言動、考え方を省みることが多々ありました。
理論自体は明快かつ分かりやすいですが、文章の段組みが2段でありなかなか読むには根気がいります。読み進める途中で根を上げてしまいそうになりますが、それを乗り越えた先に、今までとは違った風に社会と人間を見ることができます。
おすすめの一冊です。
2015年7月20日に日本でレビュー済み
定価は3800円+税 ページ数は約500ページと非常にボリュームあふれる感じですが、社会心理学の入門書としておすすめです。本書は、社会心理学におけるさまざまな現象、同調、説得、社会的認知、自己正当化・・・・を具体的な事例を挙げて丁寧に説明しています。個人的に気になる部分を拾い読みするもよし、1ページ目からじっくり読むもよし。それぞれの用途に合わせて読める1冊だと思います。
内容に関して触れるならば、私はこの本を読む以前にも少し心理学を勉強していましたが、それでも得られるものは多かったです。、さらに知識を頭に入れるだけでなく、考えさせられる本になっていると思います。
ただ、冒頭にも述べたとおり非常にボリューム感がある本なので、1人で読み切るには根気と体力が必要です。したがって、複数人で読むことをお勧めします。興味がある人同士集まって、読んだ後に互いの意見を交換しながら読むと、1人で読んだ時よりもさらに知見が深まります。なかなか読みごたえのある本ですが、読んだ後には違った世界が待っていることでしょう。
内容に関して触れるならば、私はこの本を読む以前にも少し心理学を勉強していましたが、それでも得られるものは多かったです。、さらに知識を頭に入れるだけでなく、考えさせられる本になっていると思います。
ただ、冒頭にも述べたとおり非常にボリューム感がある本なので、1人で読み切るには根気と体力が必要です。したがって、複数人で読むことをお勧めします。興味がある人同士集まって、読んだ後に互いの意見を交換しながら読むと、1人で読んだ時よりもさらに知見が深まります。なかなか読みごたえのある本ですが、読んだ後には違った世界が待っていることでしょう。
2015年7月22日に日本でレビュー済み
「ザ・ソーシャル・アニマル」は、人と人とのインタラクションのメカニズムと、インタラクションからの結果として、ある意思決定や人間関係に至るプロセスを日常的な例を題材にしてわかりやすく解説している。
現代社会は、科学技術や産業が発展した結果、人々に、数多くの便利な道具を提供している。たとえば、人々は、インターネットを利用すれば、様々な商品をオンラインで購入することができる。しかし、そのような便利さは人を社会から孤立させることはできない。人々は、他の人々から、本人が意識しているかどうかにかかわらず、多大な影響を受け、自らも他人に影響を与えている。たとえば、友人が新車を購入したことを知って、つい車を買い替えてしまった人もいるだろう。恋人を気遣って、自分の本音を隠した言動が相手を傷つけてしまった経験のある人もいるだろう。
本書は、このような意思決定や人と人との関係性についての事例を、多数取り上げて、様々な実験結果から、なぜそのような結果が生じるのか、理想的な結果を得るためにはどのようにコミュニケーションし、行動するのがよいかを明快に解説している。
社会に生きる人々の悩みのほとんどはどんな時代でも人間関係だと思う。その問題の複雑さと重要さは、それらに関連した数多くの書籍が存在することから疑いのない事実である。人が社会の中で生きていく以上は、家族や恋人、職場といった周囲の人たちと如何に良好な関係を築けるかが、人生の質に大きく関わると思う。本書には、そのような悩みを解決する方法が数多くちりばめられている。本書を手に取ったあなたには、きっとインターネットがもたらすことのできない快適さに満ちた生活が待っているだろう。
現代社会は、科学技術や産業が発展した結果、人々に、数多くの便利な道具を提供している。たとえば、人々は、インターネットを利用すれば、様々な商品をオンラインで購入することができる。しかし、そのような便利さは人を社会から孤立させることはできない。人々は、他の人々から、本人が意識しているかどうかにかかわらず、多大な影響を受け、自らも他人に影響を与えている。たとえば、友人が新車を購入したことを知って、つい車を買い替えてしまった人もいるだろう。恋人を気遣って、自分の本音を隠した言動が相手を傷つけてしまった経験のある人もいるだろう。
本書は、このような意思決定や人と人との関係性についての事例を、多数取り上げて、様々な実験結果から、なぜそのような結果が生じるのか、理想的な結果を得るためにはどのようにコミュニケーションし、行動するのがよいかを明快に解説している。
社会に生きる人々の悩みのほとんどはどんな時代でも人間関係だと思う。その問題の複雑さと重要さは、それらに関連した数多くの書籍が存在することから疑いのない事実である。人が社会の中で生きていく以上は、家族や恋人、職場といった周囲の人たちと如何に良好な関係を築けるかが、人生の質に大きく関わると思う。本書には、そのような悩みを解決する方法が数多くちりばめられている。本書を手に取ったあなたには、きっとインターネットがもたらすことのできない快適さに満ちた生活が待っているだろう。
2015年7月22日に日本でレビュー済み
本書は、様々な実験を基にして、我々が受けている「社会的影響」を明らかにしています。「社会的影響」とは、人々が他社の信念や感情や行動に及ぼす影響であると、本書では定義付けています。本書を読むことで、普段我々が何気なく取っている行動や思考が、実は社会や他人から様々な影響を受けている結果のものであることを理解することができます。
第1章の導入を皮切りに、第2章以降は、同調や説得といった社会的影響を、様々な実験を通して紐解いていきます。数多くの実験結果が記載されており、その例示の多さに若干違和感を覚えるほどです。しかしながら、本書を読み進めていくと、この実験にこそ、我々の受ける「社会的影響」を明らかにできるものだということが認識できます。すなわち、我々は、社会や他人の様々な影響を受けていますが、この変化の要因を明らかにする為に、特定の環境下における実験は、大変有意義なものであるということです。
本書は「人と世界を読み解く社会心理学への招待」という副題がつけられています。本書を読むことで、人と世界を全て理解できるわけではありません。しかしながら、本書を読むことで、社会心理学的な視点に立つことができます。今までにない視点を持つことは、様々な立場から物事を見ることに繋がり、問題のより本質を見極めることに繋がると考えられます。ページ数は多いものの、比較的読みやすく、新しい知見が得ることができます。学生だけでなく、管理職や営業職等社会人の方にもおすすめできる一冊です。
第1章の導入を皮切りに、第2章以降は、同調や説得といった社会的影響を、様々な実験を通して紐解いていきます。数多くの実験結果が記載されており、その例示の多さに若干違和感を覚えるほどです。しかしながら、本書を読み進めていくと、この実験にこそ、我々の受ける「社会的影響」を明らかにできるものだということが認識できます。すなわち、我々は、社会や他人の様々な影響を受けていますが、この変化の要因を明らかにする為に、特定の環境下における実験は、大変有意義なものであるということです。
本書は「人と世界を読み解く社会心理学への招待」という副題がつけられています。本書を読むことで、人と世界を全て理解できるわけではありません。しかしながら、本書を読むことで、社会心理学的な視点に立つことができます。今までにない視点を持つことは、様々な立場から物事を見ることに繋がり、問題のより本質を見極めることに繋がると考えられます。ページ数は多いものの、比較的読みやすく、新しい知見が得ることができます。学生だけでなく、管理職や営業職等社会人の方にもおすすめできる一冊です。
2015年7月22日に日本でレビュー済み
マーケティングは行動経済学、行動経済学は社会心理学から起因していると思います。社会の深層部分を理解することで、マーケティングの勉強に活かしてみては如何でしょうか。
スーパーマーケットにいって、欲しくないものを買う経験って誰でもあると思います。みんなが買っているからとか、色々な理由があります。人は無意識のうちに「同調」行動を起こします。これって何が原因で起こるのだろう?ほんの一例ですが、このような心理的視点で、アロンソンは鋭く考察しています。人とコミュニケーションをとる上でも大変役に立つ、面白い本だと思いました。ページ数は多いのですが、根気よく読めばそれだけ得られるものも多いはずです。
社会学の権威であるコリンズ著作、『脱常識の社会学』と一緒に読んでみるといいと思います。社会は、非合理的な信頼や感情から成り立っていることを分かりやすく説明してくれています。常識だと思っていたことを、複眼的な観点で世の中をみることの重要性を教えてくれます。ただ、若干難しいので先に読むのであれば、『ザ・ソーシャルアニマル』の方がお勧めです。
スーパーマーケットにいって、欲しくないものを買う経験って誰でもあると思います。みんなが買っているからとか、色々な理由があります。人は無意識のうちに「同調」行動を起こします。これって何が原因で起こるのだろう?ほんの一例ですが、このような心理的視点で、アロンソンは鋭く考察しています。人とコミュニケーションをとる上でも大変役に立つ、面白い本だと思いました。ページ数は多いのですが、根気よく読めばそれだけ得られるものも多いはずです。
社会学の権威であるコリンズ著作、『脱常識の社会学』と一緒に読んでみるといいと思います。社会は、非合理的な信頼や感情から成り立っていることを分かりやすく説明してくれています。常識だと思っていたことを、複眼的な観点で世の中をみることの重要性を教えてくれます。ただ、若干難しいので先に読むのであれば、『ザ・ソーシャルアニマル』の方がお勧めです。